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2010年12月17日 (金)

ノロウィルス対策

このところ、ニュースでもノロウィルスの集団感染が取り上げられています。
そんなんなので、うちのデイでも感染予防対策マニュアルみたいなものを用意しています。
こういうマニュアル的なものは、いざその場になってみると悠長にペラペラとページをめくりながらなんて時間はないものです。
そんな、お話。

今日、利用者さんの一人が気分が悪くなり、嘔吐しました。
当然、このタイミングではノロウィルスを疑い対策を講じる必要があります。
ノロウィルスの嘔吐は突然、噴射するような嘔吐が多いそうです。が、今回は違います。
職員の一人が「○○さん吐きそう?」と異変に気がついたので、周りの職員も早めに準備ができました。

嘔吐の前に以下の物を準備する。
・ポリグローブ両手、2枚重
・マスク2枚重
・ガーグル・ベース(口腔衛生汚物受小型ベースン)
・ゴミ袋中3枚
・新聞紙
・塩素系ハイターうすめ液スプレー
(0.02%:水2ℓに対しキャップ1杯に希釈したもの。)

トイレに誘導したかったが、動かせば吐いてしまいそうなので、出来なかった。
クルッと椅子の向きを変えて椅子ごと引きずり皆から離し誰もいない方向へ向いてもらう。
完全防備のカッコウになり(僕)ガーグルを利用者さんの口元にあてる。跳ね返りが顔に掛からない様に注意しながら。背中をさすると、無事ガーグルで受けとめることに成功。と、思いきや数滴跳ね上げる。
利用者さんのズボンに付着した。確認。床に落ちたか?確認出来ず。
連続の嘔吐が無さそうなので、すぐさま吐瀉物はトイレに流し、トイレットペーパーで拭きこれも流す。ここで2重にしてある手袋を1枚裏返しながら1枚取り、新しいものを着用する。

次の行動は?職員全員、頭をフル回転。利用者さんが落ち着いたのを確認し、他職員がトイレへ誘導。
そのまま他職員に見守っていてもらい、先ほどの吐瀉物が飛んだかもしれない辺りの消毒に取りかかる。
床にハイターうすめ液をたっぷり散布し上から新聞紙を被せる。(飛散防止)
ハイター付き雑巾でクツの裏を拭いてから移動する。(汚染区域の拡大を防ぐため処理中はクツにもビニール袋を履くのがベスト。。今回、用意出来なかった。反省。)椅子やテーブルもハイター布巾で拭く。
トイレでは床に新聞紙を敷き便座に座ってもらう。便意もあるようなのでズボンをおろしてあげる。
大量の便が出たが、下痢ではない。確認。
しばらくガーグルを抱えてもらいながら、便座に座っていてもらうことにする。


衣服も汚染しているので、利用者さんを着替えさせる。
着替えはトイレの中で行い、汚染衣服はビニール袋2重に。
もう帰る時間なので、玄関に車を用意し単独で送る様に送迎車を手配。
濃厚接触者2人(僕と同僚)が最後まで利用者送迎及び消毒等、汚染区域を担当。
ここまで、15分ぐらいの出来事です。

利用者さんが全員帰った後、全面消毒。
使った座布団や布巾等を熱湯消毒、ハイター消毒。
床は、掃除機を使わず(飛散防止)、ハイターを散布しながら雑巾で拭く。手が触れるところも全部。
車の中もハイター消毒。利用者さんの上履きもハイター消毒。
何から何までハイターです。
そう、ノロウィルスは塩素系ハイターか、熱湯(80℃以上)でなければ滅菌できません。(重要)
最後に掃除が終わった後、職員の服(ジャージ)も洗濯。

これでやっと終了。
こんな大騒ぎですが、ただ嘔吐したというだけです。
ノロウィルスでも、そうでなくてもこの対応をするしかないのです。
偶然にも丁度一週間前にノロウィルス、インフルエンザの予防に関する研修を受けたばかりなので、割と職員全員、的確に動けた気がします。
まあ、予防&訓練といった具合でしょうか。
こういう処置も慣れておく良い機会になりました。

P・S その後の経過は問題無し。ノロウィルスではありませんでした。

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